威嚇

文章を書く練習

真夜中の散歩未満

たったいまのこと。真夜中の散歩に出ようと思って、マンションを出た瞬間に、エントランスの外の電柱のところに、若いが確実に大学生ではないような年齢の男性たちが6名ほどが、3台ほどの自転車とともにたむろっていて、タバコを吸っていて、最悪の光景だった。酔っていて自転車に乗れそうにないので休んでいるみたいなそういう感じでもなく、例えばこのマンションに住んでいる友人が一瞬ものを取りに行くのを待っているとか、そういう感じでもない。こんな夜中なんだから、友人がここに住んでるなら、もうみんなそのまま部屋の中で寝ちゃえばいいのだ。そもそも自転車に乗っているなら、みんなそんなにお酒は飲めないはずだ。夜中の2時に、表通りから一本裏の通りに、この人数の男性が固まっているのは非常に恐ろしい。最初にぎょっとして見つめてしまい、そのあとに顔を背けないで通るのもなんとなく変な感じだったので、まじまじとなんなんだこの人たちと言う目で見る。その人たちはこちらをあんまり気にする様子もなく、かといって、会話が弾んでいる感じもなく、ただ何かを持っているようだった。コンビニに一瞬入ったけど、気になって仕方がなくてすぐ戻った。私が今住んでいるエリアは駅からとても近く、一本向こうは飲食店が多く並んでいるがこの通りだけはマンションしかないという通りで、夜中にそのように大人数でたむろするような場所ではなかった。コンビニにいる間に、マンションで見かけた見た目を職業にできそうな女性や、夜中に帰宅した際にマンションの前に停まっている大きなバン、それに乗り込んでいく女性の姿を思い出した。もしかしたら同一人物なのかもしれない。さらに昨日か今日起こったばかりの西新宿で25歳の女性が50代の男性に刺し殺された事件を思い出した。 あの女性が出てくるのを張っているのかも?と思い至り怖くなった。一応コンビニにいる間にいちばん近い交番を検索して、マンションの前の道を遠くから確認して、まだいるようだったら、交番に行って注意してもらうように決意した。こわごわと通りの角から顔を出すと、ちょうどぞろぞろと動いて、また別の小道の方へ歩いて行ったところだった。杞憂だったのかもしれないし、私のマンションは2カ所出口があるので、もう一つの出口に移動しただけかもしれない。例えばこんなこと1つだけでも女性の体を持って生まれると警戒して考えて通報を検討する。犯罪をする人間がほぼ男性で、見た目だけでは犯罪者と見分けがつかないから、全てを警戒するしかない。