威嚇

文章を書く練習

2021/05/01

傘をさすのがあまり好きじゃない。

雷がピカピカと光るのが面白くて外に出てきた。めちゃくちゃ原始的な娯楽、雷。台風でテンションブチ上がる方の人間。楽天で買ったブラキャミソールと、H&Mの限定のサステナブル、確かサイエンス何とか〜のミントグリーンのオーバーシャツ、綿100%の2000円のベルシュカの海外の著名なギャル(知らない)とのコラボのスウェット、そしてユニクロユーの3〜年位前のダウンコートを羽織った。足元はぼてぼてした長靴。雨の日に選ぶものは何もかも安物で、何もかもがフェイクで、薄っぺらくて、とっても楽しい。


雨の日用のもの、1つぐらい奮発してもいいかもしれない。ポンチョが欲しい。傘をさすのが本当に好きじゃない。小学生の時から台風が来て大雨になると楽しくなって、どうせさしていたってひっくり返るのだから傘をさす意味はないだろうと思っていた。持っている傘を閉じて、ずぶ濡れになりながら帰った。体がどんどん冷えてきて、空気は生ぬるくて、家に帰ったらシャワーのお湯が熱くて、体表と深部との違いが奇妙で、それがとっても楽しかった。両親が買ってくれた真っ赤な本革のランドセルは、そのたびに色が変わった。

エナメルのテカテカしているのが子供ながらに嫌で、少しマットな質感のものにしてもらった。そのマットな質感の素晴らしさも虚しく、革も何も知らない小学生にとってはそれは重くて目立って気に入らないランドセルで、気をつけるべきものではなかった。

子供の頃はエナメルやパテントなど、とにかくああいうテカテカツルツルしたものは大人のものだと信じていて、私はまだ子供の自覚があったため避けていた。

 


家から1番近いファミリーマートを通過し、セブンイレブンを冷やかし、もう一つ先のファミリーマートまで歩いて行った。セブンイレブンでコーヒーを買おうとしたらカフェオレのカップを出されたが、私の滑舌が悪いのとマスクとあの透明な緞帳のせいだわね〜とそのまま受け取った。

ファミリーマート②までの道すがら、背が高くスタイルの良い30代くらいのカップルを見かけた。男性の方はスッとスーツが似合う長身で、駐車場の料金を精算していた。女性の方は白っぽいベージュのタイトなスカートスーツとピンヒールで、先に車に乗り込もうとしていた。雨の日にもピンヒールを履くような女が私は好き。

ちょうどファミリーマートのドメスティックブランドが気になったのでちょっと見よう、と眺めてみたがここ3年ほどよく見るあのモデルさんがかわいいという結論になり特に何も買わなかった。急なお泊まりの時でも「まあ及第点」と思える化粧品がコンビニに売っているのはいいことだな。この化粧品を買う前に私はまだやることがある。横には東京オリンピックのグッズが真っ赤な顔をして並んでいた。

 


ファミリーマート無印良品と離婚してからその魅力を急速に失っていたが、このような少し工夫が見えてくるとまぁかまってやってもいいぞという気持ちになる。私は大のセブンイレブン贔屓、セブンイレブンのコーヒーが1番コンビニのコーヒーの中で美味しい。コンビニコーヒー界の中で覇権を握っているのは確実にセブンイレブンさん。私は酸っぱいコーヒーがあまり好きじゃない。最近のサードウェーブコーヒーの流行は割と酸っぱいものが多いように思う。多分今フルーティーとか酸味が効いたとかそういう表現されるやつ。まぁゴクゴク飲めるから良いのだろう。コーヒーに何を求めるかは人によって違うから。食べ物の好みが違うことに文句をつけるのはナンセンスだ。

ファミリーマートで買ったものは最近売り出し始めたオリジナルのTシャツ。今白Tシャツを色々また試している時期なの。棚の広告に4人の着用画像が載っていたのだけど、一番背の低い人で165センチの女性(M着用)だったので、なにひとつ参考にならなかった。

女性のサンプルは165センチと172センチなのは、いささか背が高すぎやしないだろうか。モデルさんは背が高い人が多いのはわかるが、150センチ台も1人入れておいて欲しかった。日本人女性の平均身長は158センチ。

明日はファミマのTシャツを着てみよう。気に入らなければジム用にすればいい。

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